2カ月遅れの入学式 校舎に笑顔戻る

2020年06月02日 07:52

2カ月遅れの入学式が開かれた岐阜市内の小中学校。島小学校では、児童と保護者が一組になって間隔を空けて座り、式に臨んだ=1日午後2時4分、岐阜市北島

2カ月遅れの入学式が開かれた岐阜市内の小中学校。島小学校では、児童と保護者が一組になって間隔を空けて座り、式に臨んだ=1日午後2時4分、岐阜市北島

 長い休校期間が明け、ようやく再開を果たした岐阜県内の小中学校や高校。新型コロナウイルスの感染への不安は残るが、登校した児童や生徒からは「久しぶりに友人、先生に会えてうれしい」「勉強の遅れを取り戻す」と喜びや意気込みの声が上がった。保護者からは「自宅で子どもをみるのも大変だったので、ほっとした。授業に早く慣れてほしい」という声も聞かれた。

 岐阜市の小中学校では2カ月遅れの入学式が行われた。同市北島の島小学校は体育館で式を行い、出席する保護者を1人に限った。児童と保護者は一組になって椅子に座り、間隔を空けて臨んだ。男児(6)は「友達をいっぱいつくりたい」と話し、母親(35)は「学校での感染の心配はあるが、共働きのため自宅で子どもをみるのも大変だったので再開はほっとしている。授業に早く慣れて、生活のメリハリを付けてほしい」と期待を口にした。

 初日から給食の配膳があった下呂市森の下呂中学校。2年の男子生徒(13)は「久々に学校に来ることができた。友達や先生に会い、緊張もしたが、普通の授業がうれしく、楽しく感じられた」と笑顔を見せた。

 岐阜市鴬谷町の鴬谷中学・高校では、ホームルームで今後の授業の進め方などが説明され、中学2年の女子生徒(14)は「学校が本当に好きなので、再開を楽しみにしてきた。自宅でのオンライン授業では先生に聞けなかった部分もあったので、今日からはすぐに聞ける」と喜んだ。

 大垣市中川町の大垣北高校でも、全校生徒964人が午前と午後に分かれて登校。生徒と教員全員がマスクをしての授業風景となった。3年生(17)は、コロナ禍で医療の道への志を新たにしたといい、「授業をフル活用し、休校だった3カ月を取り戻したい」。女子生徒(17)も「友達や先生に会えてモチベーションが上がった」と、午後のオンライン授業のため家路を急いだ。

 県立高校3年の長男と中学3年の次男がいる本巣郡北方町の女性会社員(40)は「自習できる子とそうでない子で学力の差が出てしまうので学校で授業を受けられた方が良い。ただ、北九州市のように第2波が来ると、また休校になるのではないかと心配になる」と話した。


カテゴリ: 教育 新型コロナウイルス