西濃運輸、実戦モード 社会人野球オープン戦6日再開 

2020年06月04日 10:06

9日に再開するオープン戦に向け、フリー打撃で鋭い打球を飛ばす4番候補の岩城(左)ら=西濃運輸

9日に再開するオープン戦に向け、フリー打撃で鋭い打球を飛ばす4番候補の岩城(左)ら=西濃運輸

◆林監督「選手の意識高い」

 社会人野球は6日、オープン戦自粛期間が解除され、約2カ月ぶりに再開される。西濃運輸は再開後最初のオープン戦となる9日の東海理化戦に向け、順調にチーム力を高めている。3季ぶりに指揮を執る、都市対抗優勝の名将・林教雄監督は「自粛中、どこよりも充実した自主練習ができた。選手たちの意識も再就任した昨秋時点とは比べものにならないほど高まっている」と鋭い打球、切れのいい投球に手応えを感じている。

 今年は東京五輪開催時期の関係で都市対抗を11月、日本選手権を7月に開催する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日本選手権の中止が決定。その他の公式大会も軒並み中止となり、オープン戦も自粛となった。

 西濃運輸は4月2日の岐阜協立大戦を最後にオープン戦を自粛、同13日から全体練習再開の5月18日まで自主練習とした。林監督は「何も指示せず各選手任せだったが、体づくりはもちろんノックを受けたり、スイング、バッティングなど夜の8時、9時までみっちり練習する姿に大丈夫だと確信した」と振り返る。主将の中村優太も「各自の長所、短所を意識した自主練習がいい時間になり、全体練習の充実につながっている」と目を輝かせる。

 最大の目標である都市対抗出場を懸けた東海予選まで約3カ月。林監督は、豊富な監督人生の中でも未経験の、公式戦なしのほぼぶっつけ本番で臨む都市対抗予選に戸惑いを感じながらも「昨年、都市対抗、日本選手権とも逃したチームに最も不足していた、努力する才能に火が付いた」と目を細める。今季はエースの堀田晃を中心に投手層が厚く、主軸での起用が期待される岩城駿也、細川大智の2年目両内野手を中心に打撃力も高まりつつある。林監督は「戦力的に都市対抗で優勝した当時のチームに近づいている」と意気込む。ようやく突入する実戦モードで、黒獅子旗奪還への期待は日増しに高まり続けるに違いない。


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