西濃運輸に近江高卒2新人 社会人野球

2020年06月07日 10:34

  • 抜群の制球と切れで甲子園を沸かせた将来性豊かな好左腕林=西濃運輸 
  • バットコントロール、選球眼に秀で高卒新人ながら活躍が期待される住谷=同 

 社会人野球の西濃運輸に、甲子園を沸かせた近江高(滋賀)の2選手が今春加入し、注目を集める。2年時に準々決勝で準V投手の吉田輝星(日本ハム、金足農高出)と投げ合った好左腕の林優樹と、甲子園の歴代大会最高打率7割6分9厘(4試合13打数10安打)を記録した外野手の住谷湧也だ。名将林教雄監督も「林の出し入れできる投球術、住谷のバットコントロールと選球眼は超高校級」と絶賛。住谷は自粛前の練習試合で結果を出し、レギュラーを獲得する勢いで、林も短いイニングの起用が見込まれ、高卒新人ながら1年目からの活躍が期待される。意気込みや高校時代の思い出、甲子園が中止となった後輩球児たちへの思いなどを聞いた。

 ―社会人野球の印象、加入後の練習内容は。

 住谷 社会人野球の投手は切れも球威もすごく、球質が高校生と比べものにならない。レベルの高いところでやらせてもらい、いい経験ができている。対応力はあると思っているが、木製バットに慣れ始め、感覚をつかんできたところ。

 林 早く公式戦の雰囲気を味わいたいと思うが、この1年は体づくりをメインにやっていくということ。自主練習期間は、じっくり集中して体力づくりに取り組めたので、自分にとっては、非常にいい時間だった。

 ―高校時代を振り返って。

 住谷 (2年夏の)甲子園で大会最高打率を記録したが、全く意識していなくて、(多賀章仁)監督に言われて初めて知った。長所のミート力を社会人でも発揮できるように、練習を積んできた。

 林 2年の準々決勝の金足農戦は自分でもいい投球ができている実感があったので、2ランスクイズでのサヨナラ負けはすごく悔しかった。2ランスクイズをされたことはなかったし、まさかあの場面で―と、想定外だった。でもあの敗戦があるから3年の夏があり、今の自分がある。

 ―甲子園がなくなり、代替大会が予定されている後輩の高校球児へのメッセージは。

 住谷 甲子園で自分はすごく成長できたし、自信になった。それが新型コロナウイルスの影響でなくなったのかと思うと残念で、どんなに落ち込むだろうと思う。でも、全てはここからと前を向いて頑張っていってほしい。

 林 残念な気持ちでいっぱい。掛ける言葉もないが、仕方ないという言葉で終わらせるのはかわいそう。いい終わり方ができるよう、悔いなく高校野球をやってほしい。

 ―1年目の抱負は。

 住谷 3年後にドラフトにかかるためには1年目からレギュラーを取って、結果を出したい。そのためにもっと体づくりをして、ひたすらバットも振り込み、スイングスピードをアップしたい。

 林 高校で技巧派と言われたが、フィジカルを鍛え、ストレートの質を高めたい。最速138キロだが、1キロでも2キロでも上げたい。得意のチェンジアップもさらに生きてくるはず。すべてにおいて一番になれるように頑張りたい。


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