キャンプの夏へ手探り 受け入れ縮小や清掃徹底

2020年06月09日 07:55

今季の営業が始まり、数多くのテントが並んだ塔の岩オートキャンプ場=中津川市付知町

今季の営業が始まり、数多くのテントが並んだ塔の岩オートキャンプ場=中津川市付知町

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今シーズンの営業開始を延期していた岐阜県中津川市内のキャンプ場が今月に入って、続々と営業を始めた。利用客の人数制限や消毒の徹底などの対策を行っているが、繁忙期を迎える夏を見据え、受け入れ客数の規模について頭を悩ませている。

 キャンプ場は県の営業自粛要請の対象ではなかったが、外出自粛が呼び掛けられる中で、同市内では休業する動きが広がった。

 6日から営業を始めた同市付知町の塔の岩オートキャンプ場では今週末、約100組が利用した。愛知県内から訪れた20代のカップルは「前日の5日に探して予約した。ショッピングモールに行くよりは安全だと思う」と話し、キャンプを満喫した。同キャンプ場を運営する付知町森林組合によると、当日予約だけで約20組入った。責任者の三尾誠さん(39)は「今月に入って予約が増えた。移動自粛が解除になった影響が大きい」とみている。

 同組合は4カ所のキャンプ場を抱えるが、学校単位のキャンプが今月から秋に延期になったり、コテージなど建物の宿泊予約が少なかったりしたため、2カ所で営業を始めた。6月中は土、日曜日のみ営業し、今季はシャワー室や炊事場など共用スペースの清掃を徹底している。今夏は小中学校の夏休みが短縮となった影響で予約の動きはまだ読めないが、三尾さんは「お盆は既に予約が埋まりつつある。夏はスタッフも利用客もお互いに気を付けるしかない」と話す。

 同市上野の椛の湖オートキャンプ場や同市福岡の福岡ローマン渓谷オートキャンプ場は6、7割程度に受け入れ規模を減らすなど慎重なスタートを切った。キャンプ場2カ所を運営する付知町観光協会の伊藤眞一郎会長(62)は「ゴールデンウィークに営業できなかったのはどのキャンプ場も痛かった。今季は無理をしない人数でお客さんを受け入れ、感染が起こらないようにやっていきたい」と話した。


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