刀匠指導、たたら製鉄体験 関高生「貴重な体験」

2020年06月23日 08:34

砂鉄が入った炉に木炭を入れる生徒ら=関市桜ケ丘、関高校

砂鉄が入った炉に木炭を入れる生徒ら=関市桜ケ丘、関高校

 関高校(岐阜県関市桜ケ丘)の生徒有志が21日、地元の刀匠の指導で日本独特の製鉄法「たたら製鉄」を体験した。地域に息づく日本刀文化の歴史と、製鉄時の化学反応の二つの側面から古代の製鉄技術に迫った。

 日本刀の文化をテーマに研究している地域研究部の活動の一環で、関伝日本刀鍛錬技術保存会の刀匠吉田研さん(69)=富加町加治田=が指導した。

 当初は3月に吉田さんの工房の見学を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で見合わせていた。今回は吉田さんの計らいで風通しのいい同校の中庭に機材や材料を持ち込み、3カ月遅れで実現した。

 この日は同部のほか、化学の勉強の一環で自然科学部も参加。有志の生徒も加わり、総勢約10人が体験に臨んだ。生徒たちはまき割りや鉄の材料となる砂鉄の採取を体験。続いて吉田さんお手製の炉に砂鉄と木炭を交互に入れて燃焼させ、砂鉄を鉄と不純物に分離させた。

 たたら製鉄を初めて体験した3年生(17)は「想像以上に力が必要だったが、貴重な体験になった」と満足げだった。


カテゴリ: くらし・文化 教育