「不安見える化」するお守り 「ヘルプマーク」見かけたら配慮を

2020年06月23日 08:24

「ヘルプマークを活用し、支え合える社会を共に築いていけたら」と語る塚本明里さん=岐阜市柳戸、岐阜大

「ヘルプマークを活用し、支え合える社会を共に築いていけたら」と語る塚本明里さん=岐阜市柳戸、岐阜大

 岐阜県ヘルプマーク普及啓発大使でタレントの塚本明里さん(30)=可児市=が22日、「ヘルプマークの現状と今後の展望」と題して岐阜市柳戸の岐阜大で講演した。外見では分からない障害や妊娠初期の人たちが援助や配慮を必要としていることを知らせる「ヘルプマーク」の大切さを語り、「もし街でマークを付けている人に出会ったら、そっと見守り、気に掛けてほしい」と学生たちに呼び掛けた。

 塚本さんは「筋痛性脳脊髄炎」など三つの病気を抱えながらモデルやタレントの活動を続けている。自身もヘルプマークを身に着けている塚本さんは「不安を見える化している。お守りを持っているような気分で、安心して外出できる」と話し「見た目では病気を抱えているとは分からない人も多い。もし見かけたら思いやりのある行動をしてほしい」と訴えた。

 ヘルプマークの普及を考えるグループワークもあり、学生たちは「小中学校で大切さを学ぶ授業を取り入れてほしい」「病院の医師がヘルプマークを直接渡せば、悪用はなくなるのではないか」などの意見が出た。

 講演は、岐阜大工学部の髙木朗義教授の全学共通教育科目「まちづくりリーダー入門」の一環で開かれ、1、2年生の19人が耳を傾けた。


カテゴリ: くらし・文化 医療