行政代執行で空き家撤去 所有者応じず県内初

2020年06月23日 08:06

行政代執行による撤去が始まった空き家の骨組み=各務原市鵜沼台

行政代執行による撤去が始まった空き家の骨組み=各務原市鵜沼台

 倒壊などの危険があるが所有者が撤去などの対応をしない空き家を、自治体が行政代執行により強制的に取り壊す工事が22日、岐阜県各務原市鵜沼台の鉄骨のみとなった空き家で始まった。

 県内では、所有者不明の空き家を自治体が撤去する略式代執行はこれまでに行われているが、所有者が分かっている空き家の行政代執行による強制撤去は初めて。

 弁護士や建築士らでつくる市特定空家等審査会で決まった。対象の空き家は、軽量鉄骨造2階建ての延べ床面積約40平方メートル。2017年の火災で全焼し、鉄骨だけが残っている。住宅地にあり、通学路に面しているため、地元の自治会から市に相談が寄せられ、所有者に撤去を求めたが対応しなかった。放置すると周辺地域に悪影響があると判断し撤去が決まった。

 22日は、市職員が代執行宣言を読み上げた後、業者が足場を組んで撤去作業が始まった。作業は今月中に完了予定。費用は126万5千円で、今後所有者に請求する。


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