「森林サービス」モデル地域に白川村 健康増進で新産業 

2020年07月04日 09:08

  • 森の中で、こだまが響くほど大きな声を出すなど開発される健康増進プログラム=大野郡白川村(トヨタ白川郷自然学校提供) 
  • 村健康増進ウォーキングコースで出発前に準備体操する参加者=大野郡白川村(トヨタ白川郷自然学校提供) 

 国土緑化推進機構は3日、健康経営分野の「森林サービス産業」のモデル地域七つを全国で初めて選定して発表し、岐阜県から大野郡白川村が選ばれた。森林空間を活用した心身の健康づくりプログラムを開発する林野庁の補助事業で、新たな産業創出による地域活性化への期待が寄せられる。県内では準モデル地域に郡上市も選定された。

 森林サービス産業は、交流人口増加による地方創生促進のため、森林空間を健康、教育、観光など多分野で活用する新産業で、林野庁と同機構が昨年、提唱。今回、企業の健康経営や働き方改革に着目し、新産業のモデルとなる地域を全国から募り、応募の24地域から7地域が選定された。

 白川村ではNPO白川郷自然共生フォーラムと白川郷まるごと体験協議会が事業主体。両団体事務局のトヨタ白川郷自然学校内に設定されている白川村健康増進ウオーキングコース(1・1キロ、2・1キロ、2・5キロの3コース)を活用し、ヨガや温泉、食事、睡眠などを組み合わせた新たなメンタルヘルスのプログラムを開発する計画。補助事業でプログラムの成果の予備調査、地域内の関係者を集めたワークショップの講師派遣などの支援を受ける。

 同村では合掌家屋への観光客は多いものの滞在型観光への移行が課題とされており、事務局長の山田俊行トヨタ白川郷自然学校長(49)は「観光以外の新たなマーケットの掘り起こしにつながる期待が大きい」と話していた。


カテゴリ: くらし・文化