歩行者専用「行神橋」完成 高山市、宮川往来が可能に

2020年07月07日 08:30

  • 完成した行神橋=高山市下三之町 
  • テープカットで完成を祝う関係者=同市本町 
  • 和楽器の演奏で会場を盛り上げる「でこなる座」のメンバー=同市本町 
  • 行神橋の文字のロゴが入ったTシャツ=同市本町 

 岐阜県高山市中心部の宮川に架かる歩行者専用の橋が5日、完成し、橋のたもとにある秋の高山祭の屋台「行神台(ぎょうじんたい)」にちなみ、名前は「行神橋」に決まった。宮川朝市や観光名所・古い町並みの右岸と、商店街がある左岸を結び、地元住民や観光客の利便性向上に期待がかかる。

 市が整備を進め、昨年7月に着工。東京五輪・パラリンピック開催に伴う大都市圏の大規模な開発などで部品の入手が難しくなり、3月の完成がずれ込んだ。長さは40メートル余り。外側を県産ヒノキで装飾したほか、舗装にクッション性の高いコルクを使う。事業費は約2億9千万円。

 同市本町であった竣工(しゅんこう)式には市職員や地元の関係者をはじめ、県議、施工業者ら約50人が出席。西倉良介副市長は「市民や観光客にいつまでも親しまれるよう願う」とあいさつし、テープカットで祝った。日本の伝統芸能ショーを披露する団体「でこなる座」が和楽器の演奏で花を添えた。

 式典後は多くの住民らが渡った。近くに住む四反田芳和さん(79)は「散歩をするときに通りたい」と眺めを楽しんだ。商店街で家電販売店を営む松葉早百合さんは「感無量だ。人が来てくれるようになるといい」と期待し、薬局経営の伊藤早苗さんは「来てもらえるように魅力ある商店街にしないと」と意気込む。

 完成に合わせ、本町三丁目商店街振興組合は加盟店で使えるプレミアム付き商品券を、本町四丁目商店街振興組合は行神橋の文字のロゴが入ったTシャツをそれぞれ販売した。


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