中津川、下呂市に避難勧告 河川増水など警戒

2020年07月07日 07:39

  • 入り口で避難者の体温を計測する市職員=6日午後8時41分、中津川市坂下、坂下公民館 
  • 新型コロナウイルス感染症防止対策として避難場所が分けられた。2階の一般避難者のスペースに向かう地元住民=6日午後8時5分、中津川市坂下、坂下公民館 
  • 避難者を受け入れるため畳の上をアルコール消毒する市職員=7日午前、中津川市付知町、付知B&G海洋センター 

 日本海側に停滞する梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、岐阜県内は6日、激しい雨が降った。午後6時30分までに中津川市に土砂災害警戒情報が発令されたほか、中津川市、下呂市の計1694世帯5106人に避難勧告が出された。引き続き7日にかけて多い所で1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降る見込みで、岐阜地方気象台は土砂災害や低地の浸水、河川の増水などへの警戒を呼び掛けている。

 同気象台によると、3日午後1時の降り始めから6日午後5時までの雨量は本巣市樽見で261・5ミリ、下呂市萩原で243・0ミリなど。県は午後6時に災害対策本部を設置し、災害情報の収集などを開始した。

 県警によると、同日午後8時30分現在、郡上市の国道156号など計28路線が通行止めに。JR東海によると、同日午後から高山線下麻生-高山間、中央線中津川-塩尻間の上下線で終日運転を見合わせた。長良川鉄道は、美濃市-郡上八幡間の上下線計13本で部分運休した。

 7日午後6時までに予想される24時間雨量は美濃、飛騨地方とも多い所で250ミリ、8日午後6時までの48時間雨量は両地方ともに多い所で300~400ミリと予想。9日も大雨となる恐れがあるという。

 避難勧告が出た中津川市坂下地域にある坂下公民館には避難者が集まり、新型コロナウイルス感染症対策として市職員が公民館入り口で避難者の検温や健康確認を行った。6日午後9時現在、住民16人が身を寄せ、子ども2人と避難したパート女性(43)は「子どもがいるので逃げ道がなくなる前に早めに避難した」と話していた。県によると午後8時現在、郡上市、加茂郡八百津町、同郡白川町で計10世帯12人が自主避難している。

 土砂災害の危険性が高まっているとして6日夜から避難勧告が出ている中津川市付知町の一部地域では、地元の付知B&G海洋センターには7日朝まで5世帯14人が避難したが、全員がいったん帰宅した。

 市職員は新型コロナウイルス対策のため、避難者が過ごした畳を消毒するなど、再び避難者の受け入れができるように態勢を整える。担当者は「2日続けて避難所を開けることはなかなかない。非常に強い雨が降っているので警戒を続けたい」と話す。


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