下呂、高山市などで浸水被害 2200人が孤立

2020年07月08日 13:18

  • 温泉街の前を流れる濁流=8日午前11時34分、下呂市内、飛騨川 
  • うねる濁流の飛騨川=8日午前11時44分、高山市久々野町柳島 
  • 道路をふさぐ土砂=8日午前9時58分、高山市滝町 
  • 国道41号が崩れた現場のライブカメラ映像(高山国道事務所提供) 
  • 大雨の中、水しぶきを上げて進む路線バス=8日午前6時49分、岐阜市神田町 
  • 床上浸水した自宅から運び出した家財を前にする住民=8日午後0時16分、下呂市萩原町中呂 

 活発な前線の影響で東海3県では大気が非常に不安定な状態が続き、7日夜から8日朝にかけて岐阜県内は大雨となった。岐阜地方気象台は8日朝、大雨・洪水警戒レベルで最も高い5に当たる大雨特別警報を下呂、高山など6市に発表し、雨のピークを過ぎたとして同日正午前に各地を大雨警報に切り替えた。下呂、高山の両市を中心に住宅への浸水や土砂災害などが確認されている。

 古田肇知事は同日午前の災害対策本部員会議で「過去最大限の緊張感を持ち、迅速、的確に対応に当たってほしい」とテレビ会議でつないだ市町村長らに指示。災害救助法の適用を視野に国と協議していることを明らかにした。

 県によると、下呂市萩原町中呂の飛騨川が氾濫し、住宅に浸水被害が出た。同町古関の国道257号では土砂流出があり、道路が寸断された。高山市滝町では、民家に土砂が流入した。下呂、高山の両市では少なくとも9カ所、計約800世帯約2200人が孤立している。いずれもけが人などは確認されていない。

 郡上市八幡町の長良川では一時、氾濫危険水位を超えた。県は各地の被害情報の確認を急いでいる。

 鉄道は午前9時現在、JR高山線の岐阜―猪谷、樽見鉄道の神海―樽見、明知鉄道の全線、長良川鉄道の美濃太田―北濃でいずれも運休している。道路は、少なくとも県内31路線34カ所で雨量による全面通行止めを実施している。

 岐阜地方気象台は、8日夕方まで土砂災害に、夜遅くまで河川の氾濫への警戒を呼び掛けている。


カテゴリ: 社会