県内孤立全て解消 停電・断水は続く

2020年07月11日 07:36

  • 土砂崩れが起きた国道41号沿いの現場で作業を続ける地元業者。降り続く雨のため思うように復旧が進まない=10日午後6時10分、下呂市小坂町坂下 
  • 川の流れで地面がえぐられ、浮いた状態になった民家=10日午後4時30分、高山市久々野町阿多粕 

 梅雨前線による記録的な大雨の影響で、岐阜県下呂市の227世帯、650人で続いていた孤立状態は10日朝、道路の土砂の撤去などが進み全て解消した。一方、新たに床上、床下浸水が分かるなど、依然として被害の影響が色濃く残っている。

 県などによると、県内では高山、下呂、郡上の3市で最大1234世帯3056人が孤立。土砂の撤去や迂回(うかい)路の確保、道路の水が引いたことなどにより、高山市高根町と朝日町が9日午後8時、下呂市小坂町は10日午前7時10分までに全て解消した。

 住宅被害は半壊や一部損壊が加茂郡八百津町を中心に69棟。床上浸水は下呂市や加茂郡白川町などで61棟、床下浸水は191棟が確認され、9日からそれぞれ約30棟増えた。

 10日午後1時現在、避難指示は郡上市と下呂市の一部で計約5千世帯約1万4千人に出ており、両市で計53人が避難、高山市と郡上市で24人が自主避難している。

 JR高山線は、下麻生―猪谷の上下線で終日運転を見合わせた。11日も下呂―高山間で終日運転を見合わせる。中部縦貫自動車道安房峠道路の通行止めは解除した。

 停電は午後8時時点で高山市と下呂市で計約510棟で続いている。飛騨市は10日に復旧した。断水は高山市朝日町の約120棟のほか、新たに下呂市小坂町の約150戸で発生し、給水袋による応急給水を調整している。

 携帯電話は、NTTドコモとKDDI(au)が高山市と下呂市の一部、ソフトバンクが高山市と関市の一部で9日に続き通信障害が発生している。郵便局は高山市と下呂市の一部で窓口を休止している。


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