「岐阜産マスク」販売へ 東洋産業

2020年07月14日 09:06

東洋産業が導入した不織布マスクの製造設備=安八郡輪之内町楡俣、同社楡俣工場

東洋産業が導入した不織布マスクの製造設備=安八郡輪之内町楡俣、同社楡俣工場

 撚糸(ねんし)製造の東洋産業(岐阜県安八郡輪之内町大藪、安田洋一社長)が、同町内の空き工場を改築し、不織布マスクの生産に乗り出した。繊維材料の輸入販売などを手掛けるANTSJAPAN(アンツジャパン、岐阜市金町、村瀬公一社長)から製造設備やマスクに使う素材を仕入れ、「メード・イン岐阜」のマスクとして売り出す。工場の投資額は約5千万円。8月から本格稼働し月産50万枚を目指す。

 工場は同町楡俣にある建物面積約500平方メートルの空き工場を借り、内外装を改築。アンツジャパンから仕入れた製造機1基を設置し、今月から試運転を始めた。製造機は、3種類の不織布を合わせ、鼻当て、ひもを接着する一連の工程を自動で行う。生産能力は1日約2万枚。本格稼働後は従業員7人を工場に配置する。

 8月中は確保しやすい中国製不織布を使用するが、9月以降は保湿機能がある日本製の不織布を確保する。販売は両社が共同で行い、当初は新型コロナウイルスの感染第2波に備え医療機関や県などに優先的に供給し、その後一般消費者向けの取り扱いを始める。マスクの隅には金型で「GiFu」の文字を施し、地元産をPRする。

 東洋産業の安田社長は「今後は製造ラインを増やして生産能力を上げる。マスク生産を機に医療用ガウンの製造にも乗り出し、医療分野に参入したい」、アンツジャパンの村瀬社長は「県内への安定供給が最初の目標だが、海外輸出も視野に入れている」と話す。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 経済