親子でも楽しめる恵那峡にリニューアル

2020年07月24日 09:15

  • 新規オープンしたビジターセンターとテラス席=恵那市大井町、恵那峡 
  • 大井ダムや恵那峡の歴史などを紹介するビジターセンター 

 岐阜県内屈指の観光地、恵那峡は一帯の6年間の改修工事を終え、リニューアルした。市は、観光客を出迎えるビジターセンターを新設。散策路や公園は整備し直し、駐車場を複数箇所に設けた。団体客だけでなく親子でも楽しめる観光地へと生まれ変わった。

 恵那峡観光の拠点となるビジターセンターは、3月にオープンした。木造平屋建て130平方メートル。1924年に実業家福沢桃介率いる大同電力(現・関西電力)が建設した大井ダムの歴史や、豊かな自然に集うオシドリ、マガモ、アオサギなどの鳥、人造の峡谷を彩るシデコブシ、ササユリ、ヒトツバタゴといった花々を紹介している。さざなみ公園入り口の藤棚は老朽化のため、思い切って取り払った。モダンなテラス席、ウッドデッキを設け、古いイメージを一新した。

 通称どんぐり広場は、うっそうとした木々を整理し親子向けの広場に。福沢桃介像とパートナーの川上貞奴のレリーフはそのままに多用途の遊具やベンチを設置。新たに福沢桃介ゆかりのハナモモを植樹した。

 ビジターセンターから恵那峡グランドホテル周辺までの795メートル間には、湖畔、森林散策路が設けられた。秋にはモミジやマルバノキの美しい紅葉が楽しめる。足下を照らすフットライトも置かれ、夜も安心。形が珍しい国指定天然記念物の傘岩や、一枚岩の千畳敷岩は、周辺の木々が伐採されて見やすくなった。

 新型コロナウイルスの影響で、恵那峡の集客は低迷。現状を変えようと、市観光協会は25日まで予約制のビアホールを初めて開いている。3、4月の花見もままならなかったため、周囲を桃色にライトアップし、雰囲気を盛り上げる。恵那峡の代名詞ともいえる遊覧船からの景色は圧巻。30分間のクルージングでは、季節ごとに趣を変える自然の景観を楽しむことができる。

 【案内】恵那峡 住所=恵那市大井町。交通=中央自動車道恵那インターチェンジから15分。問い合わせ=恵那峡ビジターセンター、電話0573(32)1790。


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