中部院大クラスター 県内感染者、計231人に

2020年07月27日 07:38

 岐阜県と岐阜市は26日、新たに関市や美濃加茂市など県内7市で計11人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち10代、20代の男性6人は中部学院大(関市)の運動部員で、県はこれまでに感染が確認された男性4人も含めた10人を、同じ部活動のクラスター(感染者集団)と認定した。県が一日に発表する新規感染者11人は最多の14人(21日)に次ぐ規模で、県内の感染者数は計231人となった。

 県によると、部活動の練習や寮生活で感染が広がったとみられる。部員は100人以上おり、県は26日までに部員、寮生の全員を含む計約130人のPCR検査を行って感染者を調べた。感染者10人のうち少なくとも6人が寮生活という。

 これまでの調査で、最も発症が早いのは8日に腹痛などの症状が出ていた部員で、症状が落ち着いた15日以降はほぼ連日、練習に参加していた。その他の部員の多くは18日以降の発症か、無症状だった。大学は、8月7日まで学内を立ち入り禁止とし、全ての部活動やサークル活動も停止する措置を取った。

 このほか26日は、JAとうと土岐支店(瑞浪市)のクラスター関連で、一度は陰性だった感染者の家族で同市の40代女性の陽性が判明した。一連の感染者は6人となった。

 可児市の20代男性、各務原市の30代男性、瑞穂市の50代男性の感染も判明した。いずれも感染経路は不明。感染が分かった岐阜市の20代女性は発症前に愛知県の「夜の街」を訪れていた。

 9人の感染が確認され、クラスターとなっていた県岐阜商業高校(岐阜市)関連では、全生徒や教職員ら計1306人の検査が終了した。岐阜県によると、感染者が今後、出なかった場合の「終息宣言」の発出は、濃厚接触者の2週間の健康観察期間が終わる8月3日以降となる見込み。

 県内では26日の退院者はおらず、調整中も含めた入院者は64人となった。感染者の確認は今月14日から連日、続いており、県が外出の自粛などを呼び掛ける際の判断材料とする五つの基準指標のうち、「新規感染者数」と「感染経路不明者数」に加え、「入院患者数」も基準の60人を超えた。

 県担当者は「県内では飛騨を除く各圏域で入院者が出ており、どこかの圏域に(負担が)集中している状況ではない。(退院者が増える見通しの週明け)27日以降の退院状況も見極めていく」と述べた。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会