上海ディズニー宿泊施設に県産材住宅モデルルーム計画

2020年07月27日 08:51

見学会で造りを入念に見て回る関係者ら=関市上之保、丸武木材

見学会で造りを入念に見て回る関係者ら=関市上之保、丸武木材

 岐阜県関市上之保の6事業者でつくる協同組合「上之保デカ木住宅センター」を中心とする県内外19社の企業連合体は、木造住宅の中国への輸出に乗り出す。12月にも、県産材をふんだんに使ったモデルルーム1棟を「上海ディズニーランド」の宿泊施設内に展示。富裕層の間で需要が高まる和風建築の魅力を発信し、商談につなげる。関市上之保の工場でモデルルームの構造見学会があり、関係者にお披露目された。

 モデルルームは、県産のヒノキやケヤキを使った純和風の平屋で、8畳の部屋と12畳の板の間がある。障子や照明器具に美濃和紙を取り入れ、和で統一された内装にもこだわりを詰め込んだ。センターの長尾基武代表理事が社長を務める関市上之保の丸武木材で仮組みした。いったん解体して中国へ運び、昨年冬に設立した丸武木材と中国企業との合弁会社で、和風建築に精通した大工が写真や図面を元に組み立てる。

 見学会には、関係者、県、市の担当職員ら約30人が招かれ、設計士がコンセプトや造りを紹介した。スマートフォンを手に見て回った参加者は、県産材の木目の美しさや、職人の高い技術力に中国での販路開拓の可能性を感じていた。長尾代表理事は「中国は木造住宅の資産価値が高まっており、純和風建築のニーズもある魅力的な市場。日本の木造建築の美しさを知ってもらいたい」と語った。

 事業は、林野庁が進める企業連携型木材製品輸出促進モデル事業に採択された官民連携のプロジェクト。中国市場への参入の際、良質な木材や内装の家具が大量に必要になるため、企業連合体には各務原市や高山市の企業も参加している。

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カテゴリ: 社会 経済