漫画「やくならマグカップも」アニメ化 神谷純さん監督

2020年07月29日 08:43

アニメのポスターを持つ小池和人さん(左)と井上孝史プロデューサー=28日正午、多治見市役所

アニメのポスターを持つ小池和人さん(左)と井上孝史プロデューサー=28日正午、多治見市役所

 焼き物の街、岐阜県多治見市を舞台にした学園漫画「やくならマグカップも」のアニメ化が正式に決まった。陶芸部の女子高生4人の成長を描く物語で、来年、全国でテレビ放映される予定。アニメ制作会社大手の日本アニメーション(東京都)が制作し、「ヒカルの碁」や「キングダム」を手掛けた神谷純さんが監督を務める。

 同漫画は市内に転校してきた主人公豊川姫乃が個性豊かな仲間たちと陶芸を楽しみ、その世界に引き込まれていく青春ストーリー。オリベストリートやながせ商店街などの市内の名所が登場し、聖地巡礼といった形の観光誘客に期待が高まる。市は8月中旬にも活用推進協議会を立ち上げ、アニメによる地域おこしを進める体制を整える。

 同漫画は、市が設置した市民委員会「元気な多治見実行委員会」で2010年に地元を舞台とした漫画作りの提案があり、委員の一人で、IT企業プラネット(同市太平町)の会長を務める小池和人さんを中心に制作が始まった。フリーコミックとして同社が12年から発行し、32巻を刊行。公式サイトで全バックナンバーを読むことができる。

 28日に市役所であった記者会見に出席した日本アニメーションの井上孝史プロデューサーは「陶芸をテーマにしたアニメはなかなかない。地元に愛され、ゆくゆくは全国を沸騰させるような作品になれば」と力を込めた。アニメ化は、中学時代から原作を読み続けていたファンが同社に就職し制作会議に企画を上げたのがきっかけといい、小池さんは「本当に驚いた。いつかはアニメにと思って、10年やってきたことがようやく実を結んだ」と喜んだ。

 会見では、4人の女子高生を演じる声優の発表もあった。


カテゴリ: くらし・文化 エンタメ