【29日】海津市で9人感染、クラスターか 岐阜県内30人最多更新

2020年07月30日 08:16

 岐阜県と岐阜市は29日、新たに県内10市町の男女30人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内で1日に発表される新規感染者は2日連続で最多を更新し、県内の感染者数は計295人となった。海津市で29日までに自営業の夫婦と同居家族、利用客ら計9人の一連の感染を確認しており、県は新たなクラスター(感染者集団)発生の可能性があるとみて、感染規模の調査を進めている。

 新たに感染が発表された30人のうち、市町別では岐阜市が最多の9人、次いで海津市が7人。可児市、美濃加茂市が各3人で、瑞浪市、大垣市が各2人、羽島市、関市、不破郡垂井町、本巣郡北方町が各1人だった。男女別では男性13人、女性17人。年代別では40代の12人が最多で、次いで20代が7人、30代と70代が3人、10代と50代が2人、10歳未満が1人だった。

 海津市では、27日に30代自営業女性の感染が確認され、70代の母、40代の夫と小学生で10代の息子、10歳未満の娘がいずれも陽性だった。夫婦は飲食店を営んでおり、利用客の40代男性ら4人も感染していた。県はクラスターの可能性もあるとしている。

 50代男性医師と事務職の50代女性の感染が28日に分かった岐阜赤十字病院(岐阜市)では、男性医師の同居家族1人が陽性だった。男性医師の担当患者7人はいずれも陰性だったが、ほかに調査中の患者が10人以上いるという。

 また、28日に陽性が判明した美濃加茂市の20代男性は関中央病院(関市)の理学療法士で、同僚や患者17人を検査する。さらに28日に感染を発表した美濃加茂市の30代男性の接触者などとして、同市職員ら30、40代の男女4人の感染も判明。格闘技の練習などを通じた感染拡大とみられるという。

 26日に感染が確認された瑞穂市の50代男性は、岐阜名鉄タクシー岐南営業所(羽島郡岐南町)に勤める乗務員だった。勤務先が感染について公表した。

 また、28日に感染が判明した県外居住で岐阜市内の大学に通う20代男性は、県外の医療機関に入院した。揖斐郡大野町の女子高校生、岐阜市の80代男性ら計7人が29日までに退院したほか、軽症者が療養する後方施設に1人が移った。

 県は、感染が急拡大しているとして、病床確保態勢の警戒度を上げ、現状の281床から387床に増やすことを明らかにした。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会