県感染警戒メールに高まる関心 期限2カ月、こまめに登録を

2020年07月31日 08:28

スマートフォンでQRコードを読み取る来館者=5月30日、各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

スマートフォンでQRコードを読み取る来館者=5月30日、各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

 岐阜県内の公共施設や自治体主催イベントの来場者で新型コロナウイルスの感染が確認された場合、同じ日の来場者にメールで連絡する「県感染警戒QRシステム」の運用が始まり、30日で2カ月となった。登録者数は延べ約3万4千人(28日時点)で、県内の感染者が急増した今月中旬以降は1週間で5千人増えるなど関心が高まっている。感染者が出たことを伝えるメールを送信した実績もあり、県の担当者は「自分や家族を守るため、こまめに登録してほしい」と呼び掛ける。

 同システムは、クラスター(感染者集団)の早期封じ込めを目的に5月30日から始まり、各施設の入り口などに専用のQRコードを掲示。28日時点で県・市町村の施設やイベントの計1108カ所がシステムを利用している。

 登録者は世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふ(各務原市)が約7800人で最も多い。6月からは飲食店やナイトクラブなどの民間事業者もシステムの利用を始めており、計387カ所がQRコードを掲示している。

 県内では、30日まで17日連続で感染者が確認されている。これまで1日4、5件だった民間施設の利用申請は27日以降、1日20件に増えており、登録者数は26日までの1週間で前週と比べて約5千人増えた。

 県によると、今月中旬に公共施設職員の感染が判明した際、職員が立ち寄った関連施設2カ所で登録した3人にメールを送った。担当者は「第2波が到来し、対策として登録する人が増えている」と分析する。

 登録されたメールアドレスはクラスター調査の期間を考慮し、60日後に県が管理するサーバーから削除される。「登録者数には偏りもあり、開始直後は関心があって登録した人もいたが、2カ月が経過すると削除される」と担当者。「いつどこで感染が発生するか分からない今、QRコードを見かけたらぜひ登録してほしい。早期に感染を知ることが安全安心につながる」と話す。

 県によると感染が判明した場合は土日もメールを送信する。氏名や電話番号などの情報は取得されない。


カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会