終業式、異例ずくめの短い夏休み「友達と遊ばない」

2020年08月01日 09:28

  • 終業式後、下校を前に担任とじゃんけんでお別れする児童たち=31日午後3時42分、大垣市西外側町、興文小学校 
  • 終業日の授業を終え、下校するマスク姿の生徒たち=31日午後0時50分、岐阜市則武清水、岐阜北高校 

 岐阜県内の多くの小中高校で31日、例年よりも1週間ほど遅い終業式や夏休み前最後の授業が行われた。県の非常事態が再び宣言され、第2波到来のさなかで始まる夏休みを前に、各学校では児童、生徒に向けて「マスクや手洗いと家でも引き続きの感染症対策を」「愛知など県をまたぐ不要不急の外出を控えて」と呼び掛けた。

 新型コロナウイルスの影響で6月まで休校が続いたため、今年は2~3週間程度の短い夏休みに。この日は小学校219校、中学校102校、高校50校など計390校で、終業式や夏休み前最後の授業が行われた。

 大垣市西外側町の興文小学校では、従来は体育館に全校児童を集める終業式を、各教室で放送を聞く形で行った。細江敦校長は「楽しみにしていた行事が延期や中止になる中、投げやりにならず、皆さんは精いっぱいの姿を見せてくれた。16日間という短い夏休みだが、心と体を整える期間にしてほしい」と児童に語り、休み中も検温など健康チェックカードによる体調管理の徹底を呼び掛けた。通常とは異なる学校生活を送ってきた子どもたちの心理面に配慮し、宿題は学習と生活のガイドブック「夏の友」のみとした。5年生の男子児童(10)は「夏休みが短くなるのは残念だけれど、宿題が少ないので、家で家族とゆっくり過ごしたい」と話していた。

 岐阜市則武清水の岐阜北高校では、終業日の集会と大掃除を取りやめて、この日も通常授業を行った。3年8組では、ロングホームルームで夏休み明けの文化祭準備を行った。学級委員の生徒(18)は「文化祭はずっと楽しみにしていた。準備期間が普段より1カ月以上短いが、みんなで思い出を作りたい」と、予定通りの開催を期待していた。3年生は高校最後の夏休みだが、愛知県由来で、20歳以下の感染者が急増していることから、生徒(17)は「名古屋どころか駅にも近寄っていない。友達とも遊ばず、夏休みは塾と学校の補習の往復だけ」と気を引き締めていた。

 帰りのホームルームでは、担任教諭(41)が夏休み中の感染症対策の徹底に加え、県をまたぐ不要不急の外出を控えるように注意を促していた。


カテゴリ: 教育 新型コロナウイルス