倉庫改築おしゃれカフェ ジビエ料理店も構想

2020年08月02日 08:58

  • 「地域を活性化する力になりたい」と話す森真之さん=川辺町下麻生「line side cafe」 
  • 改築する前の倉庫。奥の建物がジビエ料理店として再利用される(川辺町提供) 

 岐阜県川辺町下麻生に倉庫を改築したおしゃれなカフェ「line side cafe(ラインサイドカフェ)」がオープンした。多治見市市之倉町に住む森真之(まさつな)さん(37)が、空き家バンク制度で見つけた場所を憩いの空間にしようと、特製のコーヒーで地域住民をもてなしている。

 森さんは多治見市で陶器のネット販売を行っていた。今まで売っていた陶器を使って商売したいと考え、たどり着いたのがカフェだった。

◆地域に一杯の「潤い」を 空き家バンク活用

 ネットで見つけたのは、川辺町の空き家バンクに登録された倉庫。すぐ裏には遠見山があり、登山道が整備されることから、にぎわいが生まれそうな場所だ。森さんは「地域を活性化する力になれれば楽しい」と考え、この倉庫を改築することに決めた。

 板張りの屋根の下に丸太をつるして裸電球の照明をつけた。屋根は倉庫時代のものをそのまま残して、おしゃれな空間の一部にした。コーヒーは独学だが、岡山県から希少な豆を仕入れるほどのこだわりぶりだ。

 陶器販売からカフェを発想した森さん。そのカフェの裏にある遠見山を見て思い付いたのはジビエ料理。カフェに隣接する空き家でジビエ料理店のオープンを予定している。「この場所と出合ってから、店の具体的なイメージができた。カフェは地域住民の憩いの場にしたいが、ジビエ料理店は他の地域から来た人に喜んでもらえる場所にしたい」

 町によると、空き家バンクは2016(平成28)年にスタートし、これまでに33件が登録され、うち23件が再利用されている。移住以外でも、森さんのように思いを実現する場所として、制度は役割を果たしているという。


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