空中イチゴ狩り 収穫量倍増、今秋にも収穫体験会

2020年08月03日 09:14

ととりべファームが整備した天井からつり下げたプランターでイチゴを育てる「空中栽培施設」=安八郡神戸町柳瀬

ととりべファームが整備した天井からつり下げたプランターでイチゴを育てる「空中栽培施設」=安八郡神戸町柳瀬

 イチゴの生産、加工、販売を手掛ける、ととりべファーム(岐阜県揖斐郡大野町中之元)は、天井からつり下げたプランターでイチゴを育てる「空中栽培施設」を安八郡神戸町柳瀬に完成させた。イチゴ狩りを楽しめる施設として整備。同社によるとイチゴの空中栽培施設は東海3県では初めてという。

 整備のきっかけは、同社の鳥内大輔社長(41)が昨年5月ごろに兵庫県の淡路島にある同様の施設を見学し、見たことのない光景に感動したことだった。鳥内社長によると空中栽培は人の歩くスペースが不要のため、通常の栽培法の倍の苗を植えられ、年間収穫量も倍増が見込めるという。ビニールハウスやプランターを置く台を海外から輸入し、今年7月に完成させた。

 施設は千平方メートルのビニールハウスで高さは約7メートル。天井からはプランターを置く台が30台ぶら下がる。台の高さは調整可能で、子ども、大人それぞれの目線に合わせて調整する。台にはチューブが備え付けられており、液体肥料が日射量に応じて自動的に流れるようになっている。

 今月中に苗1万2千本を植え、10月末~11月上旬に収穫の見込み。高い位置で栽培するため、空いた下のスペースにテーブルを置いてその場で座って食べられるようにする。新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮しながらイチゴ狩り体験会を企画していく。

 鳥内社長は「これまでのイチゴ狩りでは味わえなかった体験をしてほしい」と話している。


カテゴリ: くらし・文化 経済