「歩行者横断禁止」→「わたるな」 低学年に分かりやすく

2020年08月04日 09:02

「わたるな」と平仮名表記になった「歩行者横断禁止」の標識の前を通って登校する児童=中津川市千旦林、坂本小学校前

「わたるな」と平仮名表記になった「歩行者横断禁止」の標識の前を通って登校する児童=中津川市千旦林、坂本小学校前

 悲惨な交通事故から子どもたちを守るため、岐阜県警は道路の横断を禁止する「歩行者横断禁止」の標識を分かりやすく平仮名で「わたるな」と表示する取り組みを始めた。3日には県内で初めて、中津川市千旦林の坂本小学校前の通学路の道路標識に平仮名表記のステッカーが貼られ、運用がスタートした。

 これまでは「横断禁止」という表示しかできなかったが、小さい子どもが読めるよう、今春に標識令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)が一部改正されて平仮名表記が可能となり、漢字表記のままか変えるかを選択できるようになった。県警では、新たに平仮名で表記された標識を発注するとともに、既存の標識に貼り付けるだけで改善できる「わたるな」のステッカーを作った。

 中津川署によると、坂本小北側の県道は交通量が多いため、低学年の児童にしっかりと横断禁止を呼び掛けようと、「わたるな」のステッカーで対応することにした。この日は平仮名に変わった標識が立つ通学路に署員や坂本小教職員、市職員らが立って、登校する児童に交通安全を呼び掛けた。楯明夫校長は「横断禁止のメッセージとして分かりやすくなったと思う」と話した。

 県警によると、県内に歩行者横断禁止の規制は昨年時点で64カ所あり、市町村と相談しながら小学校の通学路を中心に平仮名表記にしていくという。


カテゴリ: 教育 社会