パンチパーマ再注目!流行は側面刈り上げ 「普及委員会」まで誕生

2020年08月06日 08:11

パンチパーマ愛好家の秋山和宏さん(前)と理容師の久後靖幸さん。側面をバリカンで刈る「新パンチ」が今風だ=関市新田、理容店「ボノ・ヘアー」

パンチパーマ愛好家の秋山和宏さん(前)と理容師の久後靖幸さん。側面をバリカンで刈る「新パンチ」が今風だ=関市新田、理容店「ボノ・ヘアー」

 社会人の身だしなみや学校の校則などで何かと話題になる「髪形」。今、ツーブロックと呼ばれる髪形をはじめ、理容店で散髪する「バーバースタイル」が再燃している。岐阜県内では、より高度な理容技術が求められるパンチパーマに再注目する人も。関市には「パンチパーマ普及委員会」と称して、愛好家とともにパンチパーマのイメージ向上と普及を図る理容店もある。

 パンチパーマは短く整えた髪に、細いヘアーアイロンで小さなカールを並べるようにかける髪形だ。福岡県北九州市の理容師が考案したとされ、1970~80年代に流行した。時代とともにパンチパーマをかけられる理容師が減っているというが、県内でパンチパーマの普及を図るのは関市新田にある理容店「ボノ・ヘアー」。県理容講師を務める理容師の久後靖幸さん(44)が中心になって営む店で、パンチパーマ普及委員会の拠点になっている。

 普及委を名乗り始めたのは、常連客で愛好家の造園業秋山和宏さん(38)=同市小屋名=。同店に通うようになって約4年。子どもの頃も来ていたが、カリスマ美容師ブームの到来で理容店から美容院に切り替えていた。だが、仕事を始めると、髪形に快適さを求めるように。屋外の作業で帽子をかぶるため、髪の毛がぺたっと寝てしまう。悩んでいた時に注目したのが理容店発のパンチパーマだった。「型崩れしないし、遊び心もある」と、技術を持つ同店を再訪。人生初のパンチパーマをかけた。

 ただ、パンチパーマにするのは頭の中央部のみで、側面はバリカンで短く刈り上げる(スキンフェード)。側面も含めたフルパンチではなく、「爽やかな感じにしたい」と秋山さんは話す。

 久後さんによると、流行中のバーバースタイルは側面をスキンフェードにするのが特徴で、欧米発のスタイル。側面を刈り、前髪を七三分けにするなどしたスポーツ選手の髪形が世界で注目され、日本にも波が訪れたという。側面を刈る"新パンチ"は、欧米発のバーバースタイルと日本発のパンチパーマを融合させた髪形というわけだ。

 同店でも、普及委の呼び掛けに賛同した5人ほどが新パンチにしたといい、秋山さんは「毎朝のセットがすごく楽。今風の髪形と合わせれば爽やかな雰囲気になる」と強調。久後さんも「パンチパーマというとダサいとか、おっちゃんのイメージを持つ人も多いが、それを払しょくするための委員会。バリエーションを増やしていきたい」と意気込んでいる。


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