くま川鉄道復旧後押し「祈念きっぷ」販売

2020年08月07日 09:06

復旧祈念きっぷセットを手にし、支援を呼び掛ける林克彦係長=関市元重町、長良川鉄道本社

復旧祈念きっぷセットを手にし、支援を呼び掛ける林克彦係長=関市元重町、長良川鉄道本社

 岐阜県内の第三セクター鉄道3社が、7月の豪雨災害で甚大な被害を受けた熊本県の第三セクター「くま川鉄道」を支援する「復旧祈念きっぷセット」の販売を始める。7日から明知鉄道(恵那市)、8日から長良川鉄道(関市)、樽見鉄道(本巣市)で購入できる。

 セットは、くま川鉄道の駅や沿線風景、車両の写真がプリントされた各駅入場券と復旧祈念乗車券計15枚に、A4サイズのオリジナル台紙が付く。被災現場の写真が使われている券もある。税込み3千円。券の利用は不可。

 セットは、えちごトキめき鉄道(新潟県)の鳥塚亮社長が考案。第三セクター鉄道等協議会に協力を呼び掛け、協議会メンバーの県内3社も賛同した。長良川鉄道は美濃太田駅と関駅、明知鉄道は恵那駅と明智駅、樽見鉄道は大垣駅と本巣駅で販売する。売上金のうち、一部経費を除いた金額を寄付する。

 くま川鉄道は、川の氾濫などで車両の水没や橋の流失など甚大な被害を受け、運行再開の見通しは立っていないという。長良川鉄道運輸部の林克彦係長(44)は「多くの学生の足として利用され、地元でも大切にされてきた鉄道。早急に復旧するのは厳しいかもしれないが、少しでも協力できれば」と話した。


カテゴリ: 経済