「夏休みお盆は慎重に」 岐阜県知事がメッセージ

2020年08月07日 18:32

 古田肇岐阜県知事は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、お盆期間の帰省や旅行を慎重に判断するよう県民に求める知事メッセージを発表した。7月末は若者の感染者が多かったが、ここ数日は感染者の年齢層が高くなっている傾向などに基づき、県独自の「第2波非常事態宣言」で示した緊急対策も改定。大人数での会食やバーベキューの回避、高齢者への感染防止対策などを呼び掛けた。

 古田知事は記者会見で、県内の新規感染者が高止まりしている状況への危惧を示し、「第2波を乗り切ったと言えるところに持っていくためには、夏休みと盆休みは非常に重大」と指摘。県境をまたいだ移動については特定の都道府県は具体的に示さず、「目的地の最新の感染状況や、家族や自分の体調に十分注意を」などと呼び掛けた。

 県によると、7月24~30日は感染者に20代が占める割合は40%を超えていたが、8月6日までの1週間は10ポイントほど下がった。一方で、50代以上は11%から25%に急上昇していた。家族内感染も28人から45人に増えており、全感染者のうち約4割を占めていた。

 このほか県内で確認されているクラスター(感染者集団)のうち、可児市のスポーツジムと、美濃加茂市の格闘技道場では、県内の感染者計39人のうち25人が外国人であると指摘。改定した対策では、行動歴の調査などに当たるボランティア通訳の確保や、多言語による注意喚起チラシの作成、教会の牧師ら外国人コミュニティーで影響力のある人を通じた対策徹底の呼び掛けなどを打ち出した。

 同日夕には愛知、三重両県知事と帰省の必要性の検討などを求める共同メッセージを発表した。古田知事は「生活、経済圏が重なるエリアが共通の認識で行動し、相乗効果を発揮したい。全国のモデルケースになれば」と語った。


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