カフェ併設の器店9月オープン 岐阜市で空き家改装

2020年08月23日 09:15

支援者とともに店内の壁塗りを進める大野日和さん(右)=岐阜市八幡町

支援者とともに店内の壁塗りを進める大野日和さん(右)=岐阜市八幡町

 長年空き家だった民家を改装した「うつわと喫茶 まめぐら」が9月、岐阜市八幡町にオープンする。自宅の一角で器を販売していた主婦の大野日和(ひより)さん(42)=瑞穂市本田=が、開店資金をクラウドファンディング(CF)で集めて自ら改装中で、「地元岐阜が、たくさんの人でにぎわう小さな力になれたら。来てくれた人に、新たなきっかけを与えられる場所になりたい」と話している。

 器好きが高じ、2015年から、自宅の土間で毎月4日間だけ開く小さな器屋を営んでいた大野さん。生まれ育った岐阜市中心部でカフェ併設店を開きたいと、移転先を探しながら、柳ケ瀬商店街の空き店舗や遊休不動産の再生を考える講座に参加するなどして、見識を深めてきた。

 店は約30平方メートルの木造2階建て。1階部分をショップと喫茶スペースにするため、6月から改装している。カウンターや扉は、県内の木工作家らに制作を依頼。改装費用約315万円のうち、92万3000円をCFで集めた。オープン後は信楽焼や萬古焼など全国の作家の一点物をそろえ、こだわりの器に盛り付けた軽食やテークアウトのドリンクを販売する予定だ。2階は将来、ギャラリーにするという。

 22日はCFの支援者10人と一緒に店内の壁を塗装した。大野さんは「夢が現実になってうれしい。自分と同じように、やりたいことがある主婦やママたちの背中を少しでも押せる存在になれたら」と語った。

 この日は、移転オープンを盛り上げようと、講座の仲間らが、近くの八幡神社でマルシェを開いた。23日まで、キッチンカーやコーヒー店の出店が並ぶ。


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