ノーランドセル通学が話題 「背中蒸れない」児童にも好評

2020年08月30日 15:06

 新型コロナウイルスの影響で夏休みが短縮され、厳しい暑さの中で登下校する児童の熱中症対策として、本巣市教育委員会が導入したランドセルの代わりにリュックサックなどで学校に通う取り組み「ノーランドセル登下校」に注目が集まっている。導入から10日以上がたち、児童からは「背中が蒸れない」と好評。9月も残暑は厳しいと見込まれることから、市教委は継続する方針だ。

 市教委によると、ランドセルに教科書などを入れると4~6キロ程度の重さになり、体への負担が大きい。背中は熱気がこもりやすく、徒歩で50分ほどかけて登校する児童もいるため、熱中症対策が迫られていた。

 教科書や資料集は常に持ち歩かずに学校や自宅に置き、教科書が手元になくても授業を受けられるように、教員は教室の電子黒板にデジタル教科書を映し出しながら授業を行う。児童は筆記用具や健康チェックカード、水筒などの最低限必要なものを持って学校に通う。荷物が1キロ程度に減った児童もいるという。

 「ノーランドセル登下校」がメディアで報じられると、市外の教育委員会や保護者からの問い合わせが相次いだ。日傘、通気性のよい帽子、ネッククーラーなどの使用も認めた。川治秀輝教育長は、児童が自ら熱中症から身を守るための対策を取ることで「自分自身で考え、判断する力を付けられるようにもなる」と語る。


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