クマも水遊び? 高山市で目撃

2020年08月31日 08:05

  • 庄川を泳いで渡るツキノワグマ=高山市荘川町牛丸(小椋郁夫さん撮影) 
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 名古屋女子大児童教育学科教授の小椋郁夫さん(67)=岐阜市金園町=が今月下旬、岐阜県高山市荘川町牛丸の庄川で気持ちよさそうに泳ぐツキノワグマの写真を撮影した。

 小椋さんによると、カメラに収めたのは25日午後1時30分ごろ。生物観察の一環で同所を訪れ、庄川に架かる七間飛吊橋(しちけんとびつりばし)を渡ろうとしたところ、崖下の対岸に動く黒い物体を発見。よく見ると体長1メートルほどのクマだった。クマは崖を器用に上り下りしており、見失ったかと思った矢先、ふと見下ろすとスイスイと川を泳いでいた。緩やかな流れの中、巧みな犬かきのような泳ぎで幅約40メートルの川を渡り切ったという。

 クマが迫ってくるのを感じた小椋さんは急いで自家用車へ避難。近くで作業していた人らにクマの出没を知らせ、注意を促した。

 この日の高山市は晴れで、最高気温は34・3度。猛暑日を含め、最高気温30度以上の日が12日連続で続いていた。小椋さんは「20回以上来ている場所だがクマを見たのは初めて。なぜ泳いでいたのかは分からないが、暑かったのかも」と話した。県博物館の学芸員は「クマの泳ぐ姿の目撃例は珍しいのでは。親離れをして移動している時期なのかもしれない」と語った。


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