大垣養老高校吹奏楽部、待望のステージへ

2020年09月06日 00:23

 岐阜県養老町祖父江の大垣養老高校吹奏楽部は、関係者だけを招き、延期になっていた定期演奏会を6日に開催する。新型コロナウイルスの影響で、目標にしていたコンクールが中止となるなど活動の制限が続いた。引退を控える3年生をはじめ部員たちは、コロナ対策を踏まえた新たな姿を模索しながら練習に励み、半年遅れの舞台にこぎ着けた。

 昨年夏の東海吹奏楽コンクールで銀賞を受賞し、今年はさらに上位を目指していた。しかしコロナ禍でコンクールは中止され、3月の定期演奏会も開催できず、イベントなどで演奏する機会も全て失った。学校も休みとなり、磨き上げた演奏を披露できる見通しが立たない中でも、生徒たちは諦めず個人練習やオンラインでの練習に励んできた。

 学校が再開すると、隣同士の距離を2メートルほど空けて演奏するなど新しい形での活動をスタート。録音した演奏で審査する日本管楽合奏コンテストに初挑戦することも決めた。定期演奏会は「3密」を避ける対策を準備することで、施設の使用も可能になった。

 顧問の中村仁教諭(36)はコロナ禍の中での活動について「生徒たちを心配したが、定期演奏会やコンテストに向けて音楽をつくろうと一生懸命な姿は立派だった」と語る。

 5日には養老町石畑の町民会館で、コンテストに送るためグレインジャーの「リンカーンシャーの花束」を演奏、録音した。ステージ上では、生徒同士が距離を取りながらも息の合った迫力ある音色を響かせた。

 6日の定期演奏会には、保護者や昨年度の卒業生ら約100人を招く。部長で3年の深和花音さん(18)は「今のメンバーでは今回が最後の演奏になるかもしれない。音楽を楽しみたい」と笑顔を見せた。


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