瞳守るホウレンソウ ルテイン2倍、機能性食品認可

2020年09月11日 08:28

冷凍ホウレンソウをPRする山下喜一郎社長(左)と加島隆洋専門研究員=県庁

冷凍ホウレンソウをPRする山下喜一郎社長(左)と加島隆洋専門研究員=県庁

 岐阜県高山市の食品加工業ミチナルは、光の刺激から目の網膜を守る色素「ルテイン」を多く含む冷凍ホウレンソウ商品を開発した。県食品科学研究所(岐阜市)の研究で、ルテインが既存商品の約2倍含まれることが分かり、健康効果を表示できる機能性表示食品として消費者庁に認可された。10月1日から販売する。

 飛騨地域は全国有数のホウレンソウ産地。平野部で栽培される冬の品種とは違い、日射量の多い夏に生産されるため、ルテインを多く含むという。

 同社は以前から葉の端材を農家から買い取り、ホウレンソウの冷凍食品を製造、販売。山下喜一郎社長が「商品の付加価値を上げられないか」と考え、3年前から県食品科学研究所に委託して成分調査を進めていた。

 同研究所の加島隆洋専門研究員によると、飛騨産のホウレンソウには100グラム当たり約10ミリグラムのルテインが含まれ、既にルテインの機能性表示食品として認可されている宮崎県や岩手県のホウレンソウに比べて約2倍の含有量があることが判明したという。

 県庁で発表会があり、山下社長は「ルテインのほか鉄分やビタミンAなど栄養素が豊富な飛騨産ホウレンソウをアピールしたい」と語った。冷凍ホウレンソウ商品「ルテイン ルンルン ほうれん草」は1袋100グラム入りで、160~200円で販売する予定。


カテゴリ: グルメ 経済