岐阜地検控訴に疑問 乳児揺さぶり事件、母親がコメント

2020年10月09日 22:42

 岐阜県大垣市で2016年、生後3カ月の長男を揺さぶって脳に重い後遺症を負わせたとして傷害罪に問われ、一審岐阜地裁で無罪判決を受けた母親の浅野明音さんは9日、岐阜地検の控訴に対し、コメントを発表した。全文は以下の通り。

 岐阜地裁の裁判官の方々は、私の供述や、双方の医師の鑑定書、尋問供述などを真剣に精査して正しく理解してくださり、無罪判決をして下(くだ)さいました。裁判所は、難しい医学的なことでも、1つ1つ、それぞれの症状について指摘したり、(検察側証人の)山田医師や(弁護側証人の)青木医師の供述を照らし合わせたりして、その症状はどう考えられるかなどを、本当に細かいところまで検討して、現実的で合理的なことは何か、しっかりと公平な立場で判決を書いて下さったと思っています。あんなに説得力のある判決で、検察官はどこが不服なのか。なぜそこまでして有罪にこだわるのか。疑問です。

 裁判長の最後の言葉、本当に救われました。

 これ以上裁判が続くのは、もう本当にやめてほしいです。本当に。

 言葉では簡単には表しようがなくて難しいですが、強いて言葉にするなら、苦痛で仕方ないです。

 私の息子への責任や償いの義務は、無罪判決だからといって変わることは当然ありません。無くしてはいけないことです。一生償わなければいけないと、自覚しています。

 ですが、虐待は一切していません。

 虐待したと決めつけられて被告人とされるのは、あまりにも辛(つら)いです。

 控訴審では、原審の判決内容をしっかりと受け入れていただけることを願います。

 そして、今までも、たくさんの方々がこのような冤罪(えんざい)で苦しんでおられることも解わかっていただきたいです。


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