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屋台中止の高山祭、今できる演奏を 子どもら生き生き



祭りばやしを奏でる子どもたち=高山市桜町、桜山八幡宮
祭りばやしを奏でる子どもたち=高山市桜町、桜山八幡宮

 新型コロナウイルスの影響で、屋台行事が中止となった岐阜県高山市の「秋の高山祭」。屋台の一つ「鳳凰台(ほうおうたい)」で奏でられるはずだった子どもたちの祭りばやしが10日、同市桜町の桜山八幡宮で実現した。子どもたちは「いつもと違うけど、今年なりにできた」と晴れ晴れとした表情を見せた。

 例年は神前や屋台の上で演奏する祭りばやし。長らく教えてきた糠塚良一さん(84)が「はやしが途絶えてしまうのではないか。子どもの目標のためにも奉納したい」と神社側に相談したところ、了解を得た。子どもたちは9月中旬から数回、稽古に励んだ。

 小学1年から高校1年までの13人は境内で、笛や太鼓、かねを堂々と奏でた。このうち一番長く携わる高山西高1年生(16)は「今年はできないと思ったけど、機会をもらえて良かった。初めて参加した子もたくさん練習してくれた」と笑顔。笛を吹いた東山中1年生(13)は「個人的には納得のいく出来ではなかったので、来年こそ頑張りたい」と意気込む。

 糠塚さんは「立ち居振る舞いから演奏まで、少ない練習ながらもよくやってくれた」とたたえた。

カテゴリ: くらし・文化