犬のふん放置「憤慨サイン」飼い主のマナー向上

2020年10月17日 07:59

 岐阜市は、路上に放置された犬のふんを黄色のチョークで囲み、飼い主にマナーの向上を促す「イエローチョーク作戦」に取り組んでいる。ふんの放置に悩む住民が市からチョークなどを借りて実施する活動。7月中旬の開始から4件の利用にとどまるが、先行する自治体ではふんの放置が減少する効果があった。市低炭素・資源循環課の担当者は「飼い犬のふんと気付いた飼い主が、放置をやめる気になってくれれば」と活動の効果と浸透に期待を寄せる。

 市が1999年に施行した「まちを美しくする条例」では、公共の場所などでふんを「放置してはならない」と規定。市は違反者には指導、勧告、命令を行い、命令に従わない場合は氏名や住所を公表できる。これまでにもふんの放置に困っている住民に啓発看板を無償で渡して設置してもらっているが、配布数は毎年120件程度と横ばい状態が続き、根本的な解決には至っていなかった。

 市民から京都府宇治市が2016年に始めた同作戦を実施できないかと提案を受け、岐阜市は県内で初めて導入を決めた。宇治市の担当者は「ふんの放置が減る効果はあった」と述べ、有効性のある対策との認識を示す。

 希望する住民は岐阜市役所に届け出てチョークと腕章を借りた後、路上に放置された犬のふんの周囲をチョークで囲み、そばに発見した日時を記す。日や時間を変えて確認し、ふんが回収されていなければ再確認した日時を、なくなっていれば日時に加えて「なし」と記す。飼い主に「見ている」というメッセージを伝え、持ち帰るように促す。市の担当者は「市民と一緒にふん害の軽減を図りたい」と話す。


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