洋風ラーメンで新たな客層取り込み 岐阜市の創作料理店

2020年10月17日 09:36

イタリアンの経験を生かし、洋風の味に仕上げた豚骨醤油ラーメン=岐阜市雄総柳町、セカンドキッチンはごろも

イタリアンの経験を生かし、洋風の味に仕上げた豚骨醤油ラーメン=岐阜市雄総柳町、セカンドキッチンはごろも

 岐阜市雄総柳町の料理店「セカンドキッチンはごろも」を運営するファインピース(同市日野南、大西秀樹社長)は、新業態のメニューとして、県産食材を主に使ったラーメンを開発した。新型コロナウイルスの影響で来店客が減る中、1人でも来店しやすいラーメンに着目し、2カ月かけて完成させた。平日夜の限定メニューとして1日20食を販売。モーニングやランチタイムは女性向けにパスタなどを提供しており、ディナータイムは男性向けにラーメンのメニューを取り入れることで、幅広い客層の取り込みを図る。

 ラーメンは、イタリアンや和食の創作料理を手掛ける鳥海芳裕店長(38)が7月から開発に取り組んできた。夜は主にコース料理を提供していたが、新型コロナの感染者が拡大した3月以降はキャンセルが相次いだ。少人数でも短時間で食べられるメニューを増やすため、ラーメンの開発に踏み切った。

 新メニューは豚骨醤油(しょうゆ)(税別850円)と辛味噌(みそ)豚骨(同)。調味料には、山川醸造(岐阜市)のしょうゆ、JAぎふ女性部の会員が仕込んだみそを使用。卵は山田養鶏場(山県市)から仕入れた。だし作りでは、香草を束ねたブーケガルニで臭みを取り、カモの脂を加えることで、あっさりとして甘みのある洋風な味に仕上げた。

 鳥海店長は「業態を変えないと店が存続できないという危機感があった」と説明。大西社長は「地元の食材を使うことで、1店舗ではなく、地域全体での活性化を目指したい」と話していた。


カテゴリ: グルメ 経済