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厳選の高級柿「天下富舞」出荷開始



 岐阜県が開発した高級柿「天下富舞(ふぶ)」の出荷が28日、本巣市見延のJAぎふ糸貫選果場で始まった。卸売市場での販売単価の最高値を更新し、さらなる産地活性化が期待される中、担当者はたわわに実った柿の品質を丁寧に確認し、箱詰めした。

 天下富舞は、糖度が高く、サクサクとした食感が特徴。3等級に分かれ、主に贈答用として百貨店などで販売されている。昨年の初競りでは、最高等級「天下人」が2個で約76万円と最高値を更新した。

 新型コロナウイルスの影響で、高級果実の販売が苦戦する中で付加価値を高めようと、従来は糖度18度以上で出荷していたが、今年は糖度20度以上と厳選する。コロナで初競りが中止となり、顧客と直接商談する相対での販売となる。

 選果場では、柿の形や糖度、傷などを人と機械のカメラで確認した後、約100個を箱詰めしていった。11月上旬ごろまで、本巣市と揖斐郡大野町の16軒の生産者が栽培した約2千~3千個を、愛知県や東京都に出荷する予定。

 生産者で県園芸特産振興会果樹部会かき専門部名誉顧問の加藤泰一さん(76)は「近年にない大玉となっている。糖度があり、食感も全然違うので一度食べてほしい」と話した。

カテゴリ: 動画