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「天下分け目」迫力追体験 岐阜関ケ原古戦場記念館



  • 迫力ある合戦の映像が流れるシアター 
  • 武将の甲冑や刀など約100点の資料が並ぶ展示室 
  • 火縄銃など当時の武具の模造品に触れられる戦国体験コーナー 
  • 360度全面ガラス張りの最上階。約30メートルの高さから古戦場を一望できる=いずれも不破郡関ケ原町関ケ原、岐阜関ケ原古戦場記念館 

 時の戦国武将たちが東軍と西軍に分かれて戦ったことから「天下分け目の戦い」として知られる、1600年の関ケ原の戦い。その舞台となった岐阜県不破郡関ケ原町に10月、「岐阜関ケ原古戦場記念館」が開館し、さまざまな映像や展示で、楽しみながら「関ケ原」を学ぶことができる。

 記念館は5階建て。主に三つのフロアで展示や体験が楽しめる。1階では二つの映像を通して合戦を体験。床面にスクリーンを置いた「グラウンド・ビジョン」は、戦いに至るまでの東西両軍それぞれの動きを文字通り俯瞰(ふかん)しながら、人気講談師の神田伯山さんによる迫力の語りが合戦の世界へといざなってくれる。

 順路の先に進むと、縦約5メートル、横約13メートルの巨大画面を備えた「シアター」が登場。合戦中の様子を紹介する約10分の映像が流れ、各武将の決断や激しいぶつかり合いが描かれる。押し寄せる軍勢に合わせて座席が振動する演出もあり、まるで戦場にまぎれこんだような気分が味わえる。

 2階に上がると、展示室で武将10人の甲冑(かっちゅう)や刀、合戦に関する古文書など約100点の資料に目を通し、戦いの様子を実感。戦国体験コーナーでは刀や火縄銃といった武具の模造品に触れたり、合戦にちなんだ画像を背景に写真撮影をしたりできる。

 施設の締めくくりとなる5階の展望室は全面ガラス張りで、約30メートルの高さから古戦場を見渡せる。眼下には西軍を率いた石田三成が陣を敷いた笹尾山や東軍を率いた徳川家康の陣地といった町内の各史跡が広がり、学んだ知識と景色を重ね合わせて、合戦を追体験するのも一興だろう。

 せっかく訪れた決戦の舞台、施設を巡るだけではもったいない。1階の広域観光情報コーナーでは、史跡ガイドやレンタサイクルの申し込みができる。実際に史跡を訪ねて合戦の学びを深めてはいかが。

【案内】

 岐阜関ケ原古戦場記念館 住所=不破郡関ケ原町関ケ原894―55。交通=JR関ケ原駅下車徒歩約10分、名神高速道路関ケ原インターチェンジから車で約5分。入館料=一般500円、大学生・高校生300円、中学生以下無料。ただし入館は事前予約が必要。開館は午前9時半~午後5時。月曜休館。問い合わせ=電話0584(47)6070。

カテゴリ: おでかけ