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豪華饗応膳、光秀から家康へのおもてなし再現



 戦国武将明智光秀が織田信長の指示で徳川家康をもてなした安土城での饗応(きょうおう)膳を切り口に、和食と日本文化を楽しむ企画「明智光秀のおもてなしと秋の味覚」が11日夜、岐阜県美濃加茂市太田町のシティホテル美濃加茂で開かれた。31品の献立を再現して展示したほか、一部を取り入れた豪華な会席料理を提供し、食儀礼の儀式や雅楽も披露した。

 再現した献立は1582年5月15日の饗応膳「おちつき膳」の31品で、会場に展示された。うち美濃柿、鯉(こい)、タイ、エゴマなど計九つの素材を取り入れ現代風の味にアレンジした13品を会席料理として提供した。

 食儀礼では、室町時代発祥で愛知県三河地方を起源とする大草覚真(おおくさかくしん)流本家筆頭副家元で、同ホテル和食統括料理長の笠井敬久さん(52)が古式庖刀(ほうとう)式に臨み、最高格式の型「昇龍の鯉」を奉納した。烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿で刀と真魚箸(まなばし)を使い、素材やまな板に手を触れることなく演舞のように鯉をさばく様子を見せた。また地元のNPO法人六調(りくちょう)会が雅楽や舞楽も演じて見せた。

 同ホテルが和食と日本文化を楽しんでもらおうと感染症対策を徹底して実施。約80人の席が発売直後に売り切れた。笠井さんは「和食の原点は室町時代にできた。料理や儀式で食文化の奥深さを感じてもらえれば」と話した。

カテゴリ: おでかけ グルメ 動画