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岐阜県知事選、分裂選挙に突入 「決裂と一緒」議論折り合えず



県知事選を巡る会談後、取材に応じる自民党県連幹事長の村下貴夫県議と、会長の野田聖子衆院議員=19日午後0時53分、自民党本部
県知事選を巡る会談後、取材に応じる自民党県連幹事長の村下貴夫県議と、会長の野田聖子衆院議員=19日午後0時53分、自民党本部

 来年1月の岐阜県知事選を巡り、自民党県連の県議で構成する県政自民クラブの幹部と、県連会長の野田聖子衆院議員(岐阜1区)、常任顧問の古屋圭司衆院議員(同5区)が19日、東京都内で会談し、これまで同様、議論は平行線に終わった。出馬の意向を固めた県議側が推す江崎禎英(よしひで)氏(55)か、国会議員の大半が支持する5選を目指す古田肇知事(73)か―。保守分裂はほぼ不可避との声も漏れた。

 「決裂と一緒や」。会談に出席した県連会長代行の猫田孝県議は吐き捨てた。この日は村下貴夫幹事長ら自民クの4役が上京。約1時間半の会談を行ったが、県議、国会議員の双方ともこれまでと同じ意見を述べるのみで、折り合うことはできなかった。会談後、野田会長は「多角的な意見交換ができた」などと述べるにとどめ、表情を曇らせた。

 国会議員が支持する古田氏は20日、正式に出馬表明する。それに合わせ、日本商工連盟の岐阜地区代表世話人で、県商工会議所連合会の村瀬幸雄会長、JA岐阜中央会の櫻井宏会長のほか、県医師会の役員ら有力団体の幹部が、新型コロナ対策の継続を求めて古田氏支持を表明し、候補者の一本化を訴える記者会見を開く予定。古田氏は取材に「推してもらえるのは本当にありがたい。大変な力になる」と述べた。

 一方、県連は、選挙対応を決める選挙対策委員会の日程も決めていない。政調会長の藤墳守県議は「走りだすしか方法はない」と、一枚岩となれずに選挙戦に突入する事態もやむなしとの見解を示した。県議と国会議員を二分し、1966年以来、55年ぶりの保守分裂選挙となる可能性が高まっている。

カテゴリ: 政治・行政 知事選