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GoTo見直し戸惑う観光地 にぎわう3連休「対策万全」



  • 大勢の観光客であふれ返る古い町並み=21日午後1時、高山市上三之町 
  • フロントで客の検温をするホテルスタッフ=郡上市大和町剣、フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜郡上 

 新型コロナウイルスの感染者が各地で急増する中、3連休が始まった。21日は好天にも恵まれ、岐阜県高山市の古い町並み、先月オープンした岐阜関ケ原古戦場記念館など県内の観光地はにぎわいを見せる一方、受け入れ側も観光客も、消毒やマスク着用といった感染対策に気を張った様子。政府が同日、観光支援事業「Go To トラベル」の運用見直しを表明したことを受け、観光地からは客足が再び遠のくことを心配する声も聞かれた。

 高山市の古い町並みや宮川朝市は大勢の観光客でにぎわいを見せた。群馬県太田市から来た会社員夫妻は「感染者が急増しているので旅行に行こうか悩んだが、『Go To トラベル』を使えるし、高山は初めてなので来た」と話した。朝市関係者は「ようやく持ち直してきたのに第3波でまただめにならないか」と不安を口にしながらも「今は来てもらえるだけでありがたい」と接客に追われていた。

 飛騨高山旅館ホテル協同組合の中畑稔事務局長(68)は「Go To利用の宿泊施設はほぼ満室。キャンセルが相次ぐ状態にはまだないが、第3波への警戒感はある。万全の対応で宿泊客を迎えるしかない」と気を引き締める。

 独自の宿泊割引と、キャッシュレス決済による飲食や買い物などの割引制度を実施している大野郡白川村は、来年2月14日までの継続を決めたばかり。村観光振興課は「各施設で宿泊人数の制限を行うなど対策を取っている。不安はあるが宿泊客数を伸ばしたい」と胸の内を明かした。

 10月に開館した不破郡関ケ原町関ケ原の岐阜関ケ原古戦場記念館は、感染防止のため当初から事前予約制をとり、1枠30人を上限に1日13枠で受け入れる。家族で大垣市から訪れた主婦(48)は「しっかりと感染症対策が取られていた。館内の混雑もなく見やすかった」と笑顔だった。

 ただ、担当者によると3連休以降の土日は1カ月以上先まで予約で埋まっているが、1週間ほど前からキャンセルも目立つという。

 同じく先月開業した、道の駅に隣接する宿泊特化型ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・岐阜郡上」も同様に予約のキャンセルが出始めている。3連休の稼働率は6~8割程度で、政府がGo Toを制限する検討に入ったことに不安を隠せない。野口和裕支配人は「宿泊客のほぼ全員が利用している。補助がなくなることで、宿泊客も減るのでは」と、今後の影響を懸念していた。

カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会