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「保守王国」はや火花 岐阜県知事選



ガンバロー三唱する古田肇氏(中央)や古屋圭司衆院議員ら=23日午後、瑞浪市明世町戸狩、ミュージアム中仙道
ガンバロー三唱する古田肇氏(中央)や古屋圭司衆院議員ら=23日午後、瑞浪市明世町戸狩、ミュージアム中仙道

 任期満了(来年2月5日)に伴う岐阜県知事選(同1月7日告示、同24日投開票)を巡る動きが活発となってきた。22日に県議会最大会派の県政自民クラブが5選を目指す現職の古田肇氏(73)と、元中央官僚の江崎禎英(よしひで)氏(55)の2人に会派推薦を出したことを受け、23日は自民5区支部が瑞浪市内で緊急選挙対策会議を開いて古田氏の支持を早々と決め、対決姿勢を鮮明にした。一方、江崎氏は関係者と会議を開き、選挙態勢の構築を急いだ。

 支部長の古屋圭司衆院議員は「(コロナ禍)に実績を上げてきた古田氏は、引き続き県民の命を守るためにしっかり頑張ってほしい」と支持を表明。一方、「一部の長老県議が強引に現職を下ろそうとする動きがあった。今回の選挙は(県議会を)牛耳る勢力から、良識を取り戻す選挙でもあると思っている」と対決姿勢をあらわにした。

 候補者一本化を求めていた多治見商工会議所の田代正美会頭も、弁舌鋭く会派幹部を批判して古田氏の支持を表明。5区の自民県議4人のうち水野正敏(恵那市)、山本勝敏(多治見市)、平岩正光(中津川市)の3氏があいさつや書面で明確に古田氏支持を示した。青山節児中津川市長は、県内21市のうち飛騨市、山県市を除く19市長による推薦状を古田氏に伝達した。

 古田氏は会派の問題には触れず、豚熱(ぶたねつ)(CSF)対策や新型コロナウイルス対策のほか、出馬を決めた経緯などを説明。「県民の命を新型コロナから守るということが、私の人生に課せられた最後の使命」と訴えた。最後は、参加者約100人でガンバロー三唱をして締めくくった。

 古屋衆院議員は会議後、記者団の取材に、国会議員を中心に衆院1~5区にそれぞれ選挙対策本部を置き、衆院選並みの態勢で古田氏を支援していく考えを示した。一方、県政自民クの会派幹部批判が噴出したことについては「同じ保守という枠組みの中で議論している自民党の伝統。(会派分裂の懸念は)深刻には考えていない」と述べた。

 一方、江崎氏は、岐阜市内で関係者と会議を重ねて組織づくりの準備を急いだほか、選挙に向けた写真撮影などのスケジュールをこなした。

 知事選には無所属新人で元県職員の新田雄司氏(36)も立候補を表明している。

カテゴリ: 政治・行政 知事選