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岐阜市の病院でクラスター発生、入院患者5人が感染 岐阜県で21人感染確認



 岐阜県と岐阜市は29日、県内10市町で新たに計21人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者は累計1054人となった。河村病院(同市芥見大般若)で同じフロアに入院する60~90代の男性5人が陽性と判明した。県と市はクラスター(感染者集団)が発生したと認定、院内感染が起きたとみている。県内で1日に発表される新規感染者数が20人以上となるのは3日連続。

 病院でのクラスター認定は県内で初めて。5人は60代、70代、80代が各1人、90代が2人と、いずれも重症化リスクの高い高齢者ら。23日に90代男性が38・5度の熱を出し、28日までに他の4人にも発熱を伴う症状が現れたため、全員を検査した。今のところ、重症者はいない。感染経路は分かっていないが、病院は29日、ウェブページで職員にも陽性者が出たと公表した。院内で感染が広がっている可能性があり、市は同じフロアの患者と職員の計約90人を検査する。病院は30日から救急診療と外来診療を休止する。

 従業員9人の感染が判明したイビデン樹脂(揖斐郡池田町)で発生したクラスターでは、新たに従業員5人、従業員の家族1人の感染が分かった。クラスターの規模は計21人に拡大した。県によると、感染が判明している従業員14人のうち、4人と2人の二組がそれぞれ同居していた。

 学生の感染が判明したToBuCo専門学校(岐阜市)では、新たに男子学生1人の陽性が分かった。陽性者はいずれも外国籍で計8人となった。教職員全18人の陰性を確認した。

 介護職の女性と入所者の80代女性の陽性が確認された各務原市の「愛の家グループホーム 各務原鵜沼朝日」では、この80代女性と共同生活する80代男性の感染が明らかになった。

 感染が判明した高山市の男性を含む県内外の12人と一緒に会食した加茂郡白川町の60代男性会社員の陽性が分かった。

 29日発表の感染者は、岐阜市6人、安八郡神戸町4人、各務原市3人、関市が2人、瑞穂市、大垣市、多治見市、羽島郡岐南町、池田町、白川町が各1人。世代別では、20代11人、40代1人、60代3人、70代1人、80代3人、90代2人。退院者は8人だった。

カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会