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シクラメン冬の香り「おうちで花を愛でて」



クリスマスを前に出荷を待つシクラメン=30日午後0時24分、中津川市阿木、伊藤園芸
クリスマスを前に出荷を待つシクラメン=30日午後0時24分、中津川市阿木、伊藤園芸

 クリスマスを彩るシクラメンの出荷が、国内栽培発祥の地とされる岐阜県恵那市や中津川市で始まっている。

 大正期に大井ダム建設で滞在した技師のドイツ人妻が、恵那市東野の故伊藤孝重氏に栽培法を伝えたのが始まりとされる。夏場の強い寒暖差を生かし、現在も2市で7戸が栽培する。

 「長雨や夏の暑さで苦労したが、11月に入ってからの好天に救われた」と「伊藤園芸」を営む伊藤偉之(ひでゆき)さん(79)=中津川市阿木=。赤やピンク、紫といった鮮やかな花や、かすかに芳香を放つ品種など約100種4千鉢を育てている。

 出荷のピークは12月上中旬で、半数を名古屋市や関西の市場へ送り、ハウスで直接販売もする。「上手に育てれば、春彼岸まで花が続く。コロナ禍で家にいることが多くなる中、花を構う楽しさを味わって」と話している。

カテゴリ: くらし・文化 写真ニュース