アニメ声優になれる権利獲得「丸毛戦記」アフレコ ふるさと納税返礼品
岐阜県輪之内町ゆかりの戦国武将丸毛(まるも)兼利の活躍を描いたアニメ「丸毛戦記」の後編部分のアフレコ作業が、同町役場であった。ふるさと納税の返礼品でアニメに声優として出演できる権利を獲得した5人が登場人物を演じた。
アニメは、1600年の関ケ原の合戦で西軍についた福束城主の兼利を主人公に、昨年前編が制作された。後編では、関ケ原の合戦の前哨戦とされる「福束の戦い」を描いている。
後編で声優に挑戦したのは県内と愛知県在住の20~60代で、「アニメが好き」や「エンドロールに名前を載せたい」など、参加の動機はさまざま。足軽や援軍の武将などの役を決めると、音声監督の井川一さんらに指導を受けて、スクリーンに映した映像に合わせてマイクの前でせりふを言っていった。
参加した中津川市の熊谷茂さん(61)は「収録が本格的でびっくりした。声に感情を載せるのは難しかったが楽しかった」と話していた。
前後編合わせた完全版(40分弱)として、来年2月21日午後1時30分から、同町文化会館の「丸毛戦記出陣式~アニメ完成お披露目会~」で上映する。