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入院最多303人 岐阜県内、1カ月で倍増のペース



 岐阜県内で1日当たりの新型コロナウイルス感染者数が過去最多の74人となった29日、医療現場の負荷が増すことへの警戒が一段と強まった。入院患者数、重症患者数は感染「第3波」が始まった11月以降で最多を更新。県独自の「医療危機事態宣言」が発出される中、病床のさらなる逼迫(ひっぱく)が懸念される。

 28日時点での入院患者数は前日より3人増えて303人。11月28日時点の157人から1カ月で倍増した格好だ。稼働中の病床数(599床)でみた使用率は50・6%。飛騨圏域の稼働していない病床も含めた最大確保病床数(625床)で計算しても48・5%に上り、古田肇知事は「このまま(新規感染者数が)50人程度のペースが続けば来年1月半ばには、現実に病床が不足する事態に陥る」と危機感を示した。

 今月初めに1人だった重症患者数は、新規感染者数と比例するように増加し、29日に10人となった。うち一人は重篤者で、24時間態勢での管理を必要とする人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を20日から装着している。

 また、29日に発表された新規感染者では、6件のクラスター(感染者集団)で規模が拡大。朝日大(瑞穂市)運動部員らの間で感染が広がっているケースでは、新たに19人の男子学生が陽性と判明し、規模は24人となった。可児市の飲食店「スターダストフィリピンクラブ」関連では、利用客の家族1人の感染が分かり、規模は30人に広がった。本巣市内の職場関連は2人増の12人、羽島郡岐南町の障害者入所施設関連は2人増の10人、揖斐郡大野町の親族関連は1人増の8人、関市内の職場関連は1人増の6人となった。

 年代別では10歳未満1人、10代6人、20代23人、30代10人、40代15人、50代5人、60代7人、70代4人、80代2人、90代1人。

カテゴリ: 医療 新型コロナウイルス