「住みたい田舎」中津川市が東海1位 移住情報誌ランキング
移住希望者向けの月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)の第9回住みたい田舎ベストランキングで、岐阜県中津川市が人口10万人未満の小さな市で全国10位にランクインした。東海地域では総合1位に輝いた。コロナ禍の影響でオンラインによる移住相談や空き家ツアーなどの施策を始め、移住ニーズに応える取り組みが得点につながった。
全国の市町村を対象にアンケートを実施し、各自治体で行う移住支援策や子育て支援策、公共インフラなどの充実度を測り、272項目の質問の回答を基に順位を決めている。645の自治体から回答があり、人口10万人未満の小さな市は269市、東海地域は51自治体が回答した。
中津川市は、コロナ禍でオンラインによる取り組みを強化し、移住相談の充実を図った点がポイント獲得につながった。また日本遺産「木曽路はすべて山の中」の構成文化財として同市馬籠の島崎藤村宅跡が追加された点も得点になった。
県内からは17自治体が参加。人口10万人未満の小さな市では飛騨市が25位、恵那市が34位、高山市が42位、郡上市が50位だった。