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レコードジャケット、段ボールに再現 異なるタッチ、鉛筆やペン駆使



レコードジャケットを段ボールに模写した作品が並ぶ会場=郡上市八幡町島谷、郡上八幡楽藝館
レコードジャケットを段ボールに模写した作品が並ぶ会場=郡上市八幡町島谷、郡上八幡楽藝館

 レコードジャケットを段ボールに模写した作品の展覧会が、岐阜県郡上市八幡町島谷の郡上八幡楽藝館で開かれている。手掛けたのは、地元のデザイナー松本寿さん(48)。一つ一つタッチが異なる約70点が、壁一面に所狭しと並ぶ。3月21日まで。

 松本さんにとって初めての個展。趣味で集めたレコードや一部CDのジャケットのうち、お気に入りのものを描いた。「歴史ある町並みの中で、自分にとっての郡上を表現したかった」と、学生時代から25年のブランクを経て手描きの作品制作に取り掛かった。

 制作は昨年3月に着手。3日に1作品のペースで進め、ジャケットに合わせてアクリル絵の具や鉛筆、フェルトペンを駆使し、アレンジも加えながら再現した。「一見するとグループ展に思われるかも」と話すように、まるでそれぞれ別の人が描いたようなタッチの異なる作品が完成した。

 高校時代にイラストレーターを志し、卒業後は東京の美術系の専門学校に進学した。その後はデザイナーとしてメーカー勤務などを経て8年前にUターン。現在は地元の催しのポスターなどを手掛けている。

 「地元で仕事を続けるうちに、再び手描きに挑戦したいと思うようになった」と振り返り、いざ描き始めると感覚も戻ってきたという。並べた作品を前に「地元には郡上おどりなど誇るべき文化もあるが、自分にとっては趣味のレコードと出合えた場所。自分らしさを表現できた」と笑顔を見せた。

カテゴリ: おでかけ くらし・文化