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自粛の街再び人影まばら 緊急事態宣言後初の週末



  • 人出が大きく減った園内=16日午後、各務原市川島笠田町、河川環境楽園オアシスパーク 
  • 閑散とした古い町並み=16日午前、高山市上三之町 

 新型コロナウイルスの感染急増を受け、岐阜、愛知など7府県が政府の緊急事態宣言の対象地域に追加されて初の週末となった16日、県内の観光地を訪れる人はまばらだった。一方、感染の流行は長期にわたり、2度目の宣言に疲労感も出ている。気分転換にと、公園では体を使って遊ぶ親子の姿などが見られた。

 高山市の観光名所「古い町並み」を歩く観光客の姿はほとんどなかった。通り沿いの土産物店の女性店員は「店に来る客はほぼゼロ。Go To トラベルの一時停止で観光客が減り、宣言でさらに減った」と肩を落とした。協力金が支払われる営業時間短縮の要請は飲食店が対象で、さらに夜の時短と限定的だ。菓子店の男性店員(47)は「宣言以後、売り上げがゼロの日もある。せっかく作った商品も廃棄しないといけなくなる」と、幅広い業種への支援を求めた。

 各務原市川島笠田町の河川環境楽園オアシスパークでは、昨年1月の土曜日平均来場者より7割減となったが、それでも3千人ほどが訪れた。駐車場には愛知県ナンバーの車も見られ、「家にいてもやることがない」「外だったら大丈夫」との声が聞かれた。1歳と3歳の子どもを遊具で遊ばせていた名古屋市の男性会社員は「大人だけなら我慢できるが、幼い子どもを家の中だけで過ごさせるのは」と困惑ぎみだった。

 岐阜市大宮町の岐阜公園では、人数は少ないものの、健康維持のため子どもを遊ばせる近所の親子、登山者の姿があった。金華山登山を終え、昼食を取っていた羽島郡笠松町の会社員木沢久雄さん(65)は「いつもより人はかなり少ない。こういう時期だからこそ山登りで体力維持に努めたい」と話した。

 また、すべての飲食店を対象とした午後8時までの時短営業の要請も始まった。岐阜市中心部の玉宮、柳ケ瀬の両地区ではほとんどの飲食店が午後8時に閉店し、通りは閑散としていた。

 古田肇知事、柴橋正直岐阜市長は、同日午後8時から両地区を視察。古田知事は「要請がよく浸透していることを確認した。今は我慢してもらっているが、明るい街を早く取り戻せるよう、丁寧に課題を聞いて政策を打ち出していきたい」と述べた。

カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会