岐阜新聞Web

  • 美濃
  • 飛騨
  • 美濃
  • 飛騨


山岳遭難68件 外出自粛で前年比減



 岐阜県警地域部は、2020年の県内の山岳遭難発生状況を発表した。発生件数は68件(前年比16件減)、遭難者数は73人(18人減)と、いずれも減少した。遭難者のうち死者は7人(同6人減)、負傷者は29人(14人減)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い外出自粛といった行動制限が求められ、登山者全体の数が減った影響とみている。

 北アルプスでの発生件数25件(22件減)と遭難者数25人(25人減)が全体の数も押し下げた。一方で、それ以外の山での発生件数が43件(6件増)、遭難者数48人(7人増)と増加。同部地域課は「県域をまたいだ移動の自粛を呼び掛けられた中で身近な山に登る人が増加した。低山登山は手軽さがあるため装備も含め油断しやすく、注意を呼び掛けていく」としている。

 また、同部は昨年12月28日から1月12日まで16日間実施した北アルプス冬山警備の結果も発表。山岳警備隊員延べ31人が山岳パトロールなどに当たり、遭難事故は2シーズンぶりに0件だった。昨シーズンは1件。新型コロナ関連の行動自粛の要請に加えて年末に寒波が襲ったこともあり、登山者は昨年の3分の1ほどだった。

カテゴリ: 社会