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岐阜県内55人感染1人死亡 病床使用率64・6%



 岐阜県と岐阜市は20日、県内17市町などで計55人の新型コロナウイルス感染を確認した、と発表した。感染者数は累計3672人。入院していた各務原市の70代男性の死亡が確認され、県内での死者は計60人に達した。入院者、重症者も高止まりしており、県健康福祉部は「多くなっている高齢の患者は入院してもなかなか退院できない。医療提供体制への負荷という点でも非常に厳しい状況が続いている」との認識を示した。

 直近1週間(14~20日)の人口10万人当たりの新規感染者数は24・0人で、その前の1週間(7~13日)の25・3人から縮小。政府の対策分科会がステージ4(爆発的感染拡大)の基準とする「25人以上」よりは改善されたが、入院患者数(19日時点)は前日から1人増え、過去最多の405人に迫る404人。病床使用率は64・6%で依然、ステージ4の基準の50%を大きく上回っている。

 同部の堀裕行次長は、今月11日から重症者15人以上の状態が続いていることを懸念。この日は患者2人が新たに人工呼吸器管理となり2人が離脱したことに触れ、「重症患者が非常に多い中で、患者の入れ替わりもあるため現場への負担がさらに大きくなっている」とした。

 20日はクラスター(感染者集団)の新たな認定はなく、9件で拡大した。美濃加茂市の職場で感染が広がっている事例では、別の同僚ら2人の陽性が分かり43人規模に。岐阜市のデイサービスセンター関連では利用者と職員ら4人の陽性が分かり計20人、岐阜清流病院関連では新たに患者3人の陽性が判明し計12人となった。可児市の二つの外国籍の家族から感染が広がったケースでは、陽性が明らかとなっている女性が働く中津川市の職場の同僚ら4人の感染が分かり15人規模に拡大した。

 新規感染者の年代は10歳未満1人、10代5人、20代と30代が各6人、40代8人、50代11人、60代7人、70代と80代が各4人、90代3人。

 一方、揖斐郡揖斐川町の揖斐厚生病院の関連のクラスターは終息を確認した。

カテゴリ: 新型コロナウイルス 社会